「『メジャーガール』に会っちゃいましたよ」
リフォーム営業マンの坂本君は入ってくるなり話だしました。
「今日見積もりにいった斎藤さんの若奥様はすごかったですよ。20帖あるリビングダイニングに4.5帖の畳スペースを置くという全面改装なんだけど、その奥様は部屋の寸法から家にある家具の移動場所、備え付けるクローゼットの棚の位置まで全部計算してあって、それがまた結構理にかなってるんですよね。ヒアリング中もご自分でかいた図面とメジャー片手に「ここをこうして、あれをこっちにもってきて。それとここを30センチ広げると使いやすいと思うの!」とプロ顔負けのプラン力。きっといろいろ勉強して毎日寸法を測ってはプランを練っていたんだろうなぁ。」
その後、営業マンの坂本君にある会合であったので、「斎藤さんはどうした?」と聞くと、「今、工事してます。契約までの打ち合わせは結構時間がかかったけど、細部まで納得がいくよう仕様を決めましたから、着工してからとてもスムーズですよ。やっぱり住まわれる方があれほど熱心だとこっちも手を抜けないですしね。メジャーガールは強し!ですね」
自分が住む空間だからこそ全部人まかせではなくもっと考え、工夫し、奥様だけでなく家族で意見を出し合ってみんなで楽しめる空間造りをしてみましょう。そしてそれを家造りのパートナーと話し合い、プロの意見にもきちんと耳を傾け、最良の方法を見つけていくことです。家に対する想いは必ず業者にも通じます。それがリフォームで失敗しない大きな要因になります。
つぎのステップは、その思い描いた夢や理想を今まさにあなたが住んでいるそのお部屋にあてはめてみましょう。
大きなシステムキッチンは入りますか?
ジャグジーバスは本当に必要ですか?
天窓はつけられますか?
プランを立てるにあたってこれからご紹介する2つの事例を教訓にして下さい。
実例その1 本当に必要なものなのか 〜仲居さん編〜
武蔵野市に築20年の中古住宅を購入した山本さん。
カウンターで仕切る大きめのセミオープンキッチンが以前から夢で、ダイニングをけずってキッチンを広げ、最新設備がフル装備のシステムキッチンを業者に勧められ入れました。このリフォームが完成してから半年後。山本さんから電話が鳴りました。
「リフォームしていざ家具を入れてみたら、部屋ってとても狭くなっちゃうものなんですね。食器棚とダイニングテーブルを入れたら、すごい圧迫感で天井もそんなに高くないせいか食事をとっていると息がつまってくるんです」
「主人はこんな狭い所で食事するのはいやだ!と言って2階の和室でくつろぎながら食事をするようになったんです。それから食事の度に1階のキッチンから2階の和室に食事を運ぶ生活が始まったんです。こりゃぁ仲居さんだ・・・、と最近自分自身おもうんです。娘と私は下のダイニングで、主人が2階の和室で、と別々に食事をするようになってから家族は会話もなくなり、ばらばらになってしまいました」
「それに憧れの最新式システムキッチンにつけた大きな食器洗浄乾燥機もガスオーブンも、まだ3回ほどしか使ってないんです。このキッチンを入れるためにダイニングを狭くした結果が、家族がばらばらになるなんて・・・」
これからリフォームするにあたって何が本当に必要なのかを見極めることが大事です。かっこいいから流行っているから、便利そうだからと安易に決めてはいけません。
次回は事例その2、メジャーガール現るをお届けします。
| お父さん | 「せっかく直すんだからジャグジーバスがいいなぁ〜」 |
| お母さん | 「キッチンはこないだ雑誌でみた、人造大理石の家具調の輸入物がいいわ〜」 |
| 息子 | 「屋根裏部屋をつくって、僕の秘密基地にしたいよぉ!」 |
| 娘 | 「私の部屋には出窓と星を眺められる天窓がほしいわ!」 |
「リフォームをしよう」と決めた瞬間から家族みんな、今まで手に入らなかった夢や希望に胸ふくらませていきます。いいんです!まずはこんな生活をしてみたい!と夢をもつことから始めましょう。
それが非現実的なものであれ、イメージや発想を広げてみることが大切なのです。テレビや雑誌、本などを利用して間取りや素材、設備や仕様など様々な角度から家や部屋に関することを探求してみましょう。
こんにちは。
今回からお話しする内容はリフォームで失敗しない秘訣です。
こんな会話を聞きました。
| よしこ | 「ごめーん!まった?」 |
| ひろみ | 「遅い!遅刻よ!どうしたの?そのボサボサ頭は?」 |
| よしこ | 「10時の大工さんにお茶だししてたら遅くなっちゃって。私、今、身も心もボロボロだから…ゴホッ…ゴホッ…」 |
| ひろみ | 「風邪?…目が真っ赤だよ」 |
| よしこ | 「ちがうの、ここ2週間、朝から大工さんが来ていて、毎日すっごいホコリで…ゴホッ…それと昨日塗装屋さんがきて、棚とか窓枠とか塗ったんだけど、それがまたひどい臭いで、目もチカチカ、頭もグラグラ…はーっくしょん!」 |
| ひろみ | 「リフォームって…大変そうだね、でもきれいになるんだからいいじゃない」 |
| よしこ | 「とんでもない!もう何でもいいから早く終わって!って感じよ。安そうかなぁって頼んだ業者がひどくって!管理組合にも、ご近所にもきちんと挨拶してくれてないから苦情がガンガン。会う人会う人にスミマセン!オサワガセシテマス!アトスコシデオワリマス!ってペコペコしてるの。外にでるのが怖いよ〜」 |
| ひろみ | 「そっりゃ…大変だわ」 |
| よしこ | 「それにね、頼んでた造りつけの棚の色も違うし、キッチンの高さもやけに高いし、扉は傾いてて床はすりキズがついてるし!」 |
| ひろみ | 「うーん、でも安いんでしょ?」 |
| よしこ | 「そこしか見積り取らなかったからよくわかんないのよね。それがさ、昨日の営業の男の子がきて『床なんですが、はがしてみたら根太が悪くて、全部交換したので30万円追加、天井と壁も下地がよくなかったので全てボードを張ったので40万円追加、水道の配管も古くなっていたので取り替えたので50万円追加、合計で120万の追加になりました!』ってぽーんと追加の請求書持ってきたのよ。なんでやる前に一言いってくれないのか…」 |
| ひろみ | 「そっ、それは気の毒だ…」 |
| よしこ | 「もう、たおれそう…(トゥルルル!)あっ、ごめん携帯だ…はい、あ、下の鈴木さん、いつもうるさくしてスミマセン、えっ!?水漏れ?わっわかりました!今すぐ帰ります!…ごめん!下のおうちの天井から水がふってきたんだって!また連絡する」 |
| ひろみ | 「お大事に…!」 |
お友達、ご親戚でこんな話を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか?
人の話だと『それは大変ねぇ』で済みますが、いざ自分がそうなったらと考えると空恐ろしくなりますね。
これからリフォームをするあなたがリフォームで失敗しまいために、ぜひ色々と勉強し、
パートナーとなるよい業者さんを選んで欲しいのです。
そして『やってよかった』というリフォームを実現できるように、賢い選択がなされるように、と
そんな願いを抱きながら今、これを書いています。
これからご紹介します6つの秘訣を会得すればもう恐いものなし!
リフォームで失敗しない秘訣をこっそりとお教えいたします。




